猫は万物の祖

読書感想文など

『憑依』〜ホラーというよりオカルトアクションアドベンチャー〜

大好きすぎる。映画館でこんなに楽しい思いをしたのはひさしぶり。

この映画はタイトルで損してると思う。もっと怖い映画なのかと思った。全然ホラーじゃない。むしろコメディ分の方が多い。

夢枕獏陰陽師』、小野不由美『ゴースト・ハント』が好きな私はドンピシャだった。ちなみにゴースト・ハントは割と怖いがあんなに怖くないぞ。ただし呪詛に人体を使うので残酷描写はある。

 

※ここから下はネタバレを含みます。

 

 

 

主人公は『メンタリスト』のジェーンみたいなエセ祈祷師(医学博士・霊感無し)。過去に法師(呪術師みたいなもん?)に祈祷師だった祖父と弟を殺され、犯人を探すために祈祷師の真似事をして情報収集している。祈祷と心理療法を結びつけてるところは『ヴァチカンのエクソシスト』と同じライン。ちょっと構成が似てるし。

今回は何よりも韓国の「設経」が初耳すぎてなにそれー!って感じでワクワクした。あんなビジュアルの護符があるんですね。紙を切って作るのは幣束とかみたいな感じでもある。へぇ〜。

アクションパートは、ワンヒットで生き霊を退けることができる七星剣vs呪物さえあれば何回でも憑依できる呪術師のアクションが斬新。た、楽しすぎる…。本物の祈祷師の社長、技術担当のインベ氏もいい味出してた。

これシリーズ化しないのかな。Netflixとかで連続ドラマにしてほしい。ユギョンさんを加えてチームハイテク心理退魔師事務所、お待ちしてます!